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Unboundを有効活用する その2 (FreeBSD 13.3R、2024/04/07) [FreeBSD]

そういえば、やりたいことを説明していませんでした。
やりたいことはUnboundを自宅内のキャッシュDNSサーバとして稼働させることです。FreeBSDサーバ機自身だけでなく、DHCP等で家庭内にアドレス配布し、Windows機、スマートホンなどにも使わせるイメージです。

ただ、以前似たようなことをBINDで実装したとき、FreeBSD機の障害や電源OFF時に、家庭内でDNS名前解決ができなくなり、復旧が面倒だったので、今回は一工夫入れます。

至ってシンプルですが、
・キャッシュDNSサーバ(FreeBSD)のフォワーダーはISPのDNSサーバを設定する
・DHCPで配布するDNSサーバは、①FreeBSD Unbound ②ISP DNSサーバとする

こうやることで、FreeBSD障害時でも最低限の名前解決は維持できるようにします。

その3へ続く。
タグ:FreeBSD Unbound
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Unboundを有効活用する その1 (FreeBSD 13.3R、2024/04/05) [FreeBSD]

うちのFreeBSDのサーバ、CPUはPentium Silver J5040、メモリは16GBでそこそこ良いモノを装備しているんですが、あまり有効に使えてなかったりします。ほぼ常時稼働のNASサーバとしても使っているので(というかこれがほぼメイン)、なんかないですかね?

というわけで、FreeBSD標準添付のUnboudを使って、DNSキャッシュサーバ兼、muninの可視化でもやってみることにしました。
FreeBSDには標準構成にUnboundが含まれており、pkgから導入しなくてもそのまま使うことができます。さすがBSDライセンスですね。標準添付のUnboundは自分自身に対するローカルキャッシュサーバの用途に特化しているようで、rc.confの設定上でも「local_unbound」としてpkg導入のものと区別されています。

ただ、local_unboundに関してはあまり参考ドキュメントがないようで、正直使い方がよく分からない。デフォルトコンフィグがどこにも置かれていない。share/exapmlesのどこかにあるかなと思って探してみたのですが、それそれもなさそう。

賢いFreeBSDのことなので、エラーメッセージで何か教えてくれるだろうと思い、rc.confにlocal_unbound_enable="YES"を書き込んで強制的にサービス開始。と、…/etc/unbound配下に勝手にコンフィグ作って動作してくれました。しかもほぼ完成版で、修正する箇所がなくて困るぐらい。
 control.conf
 forward.conf
 lan-zones.conf
 root.key
 unbound.conf

ただ、これでめでたしめでたし、といかないのが楽しいところ。名前解決…できませんでした!
resolv.confも修正されており、もともと設定されていたDNSサーバはforward.confにちゃんと移植されていて、コンフィグは問題なさそう。
root@MyFreeBSD:/etc # cat /etc/unbound/forward.conf
# This file was generated by local-unbound-setup.
# Modifications will be overwritten.
forward-zone:
        name: .
        forward-addr: 192.168.x.x

サービスも立ち上がっていて、127.0.0.1でListen状態だし、はてな?? 勝手に作成されたコンフィグ本体のunbound.confも特には問題なさそうです。
root@MyFreeBSD:/etc # cat /etc/unbound/unbound.conf
# This file was generated by local-unbound-setup.
# Modifications will be overwritten.
server:
        username: unbound
        directory: /var/unbound
        chroot: /var/unbound
        pidfile: /var/run/local_unbound.pid
        auto-trust-anchor-file: /var/unbound/root.key


その2へ続く。

タグ:FreeBSD Unbound
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中古のFortigateについて その1(2023/05/23) [ネットワーク機器]

ファイアウォールアプライアンスとして、Juniper SSGにはお世話になったものですが、最近はすっかりFortigate一色ですね。他の選択肢をとるならPaloaltoなんてものもあるようですが。

個人的にFortigateは接点があまりなかったのですが、いざ実際に使ってみたところなかなか面白いですね。基本的に必要とされる機能が、一通り文句ないぐらいの作り込み度合いで実装されています。
Fortigateの便利さに慣れてしまうと、CISCOルータが随分とショボく見えてしまいます。

Fortigateの機能でよく分からなかったもの一つに、ライセンスの定期アクティベーションがあります。一般にUTM機能を利用する場合はシグネチャの「更新」は必要ですが、Fortigateは基本のファイアウォール機能の使用だけでも、定期的にアクティベーションを行うようです。

ファイアウォール機能は基本機能ですし、特別な追加ライセンスを必要とするものではありません。通信環境によっては、インターネットに接続できない完全オフラインで使う場合もありますので、オンラインの定期アクティベーション行為は必須なのか?と疑問に思ってしまいます。
裏を返せば、保守・ライセンス切れの中古Fortigateを買ってまともに使えるのか?ということですね。

私の個人的な調査の結果、結論から言えば
問題なく使えるようです


私の調べた限り、UTM系のシグネチャ更新を除けば、オンラインのアクティベーション通信で以下を更新しているようです。
 ①ISDB(Internet Service Data Base)
 ②Geo-IP

その2へ続く。



タグ:fortigate
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(Galaxy) S Healthの万歩計が使えない その5(2023/04/17) [Android&スマホ]

えー、はい。実際に歩いて実測しました。
普段は時刻を確認するなどで移動中もちょこちょこ電源ONにしているのですが、今回はスマホの省電力時の挙動を明確にするために、常時電源OFF状態を維持するようにします。

歩数カウントの多数決を取るために、以下の3つを比較することにします。
Google Fitは実質Android標準万歩計になると思われ、スマホ省電力の影響を受けないことや、精度良くカウントアップしてくれることを期待しています。
・Galaxy S Health(Androidアプリ)
・Google Fit(Androidアプリ)
・Xiaomi Smart Band 7(ウェアラブルデバイス)

残念ながら、出発前のカウンタ0の時のスクリーンショットを撮り忘れてしまったのですが、途中と最後の2つのスクリーンショットが以下の通りです。

20230402_Manpokei_01.png

20230402_Manpokei_02.png

各スクリーンショットの、上のカウンタがS Health、下のカウンタがGoogle Fitとなります。Xiaomi Smart Band 7は腕時計のため(私の)目視結果のみです。

肝心な出発前のカウンタを取り忘れていますが、ここに載せているスクリーンショットの差分だけでも、Google Fitの約2700歩の増分に対し、S Healthの増分は7歩と、明かな異常が観察できました。
スマホの省電力が影響し、S Healthはきちんと機能していないというのが明白ですね。

一応、最終結果としては、
・Galaxy S Health 1341歩
・Google Fit 6440歩
・Xiaomi Smart Band 7 6941歩
でした。



タグ:S Health
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