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Unboundを有効活用する その4 (FreeBSD 13.3R、2024/04/12) [FreeBSD]

ちゃんと動けば、あとはDHCP払い出しでのDNSサーバに追加するだけです。これはその2で示したように、障害時などの冗長性を考えて設定します。

次に、ここからは完全オプションですが、Unboudの統計情報をmuninで可視化してみます。muninについては、基本的な可視化(情報収集やWebサーバでの公開)は、既に実現できているものとします。
muninには標準で可視化用のpluginが多数用意されており、FreeBSDの場合、pkgから導入すると /usr/local/share/munin/plugins/ 配下にインストールされます。ここでのポイントとしては、Unbound用のpluginはmunin標準では提供されず、Unbound側の成果物として提供されていることです。

うれしいことに、FreeBSDのlocal-Unboundでも、munin用のpluginはきちんと配布物に包含されています。分かりにくいですが具体的な場所は以下となります。
/usr/src/contrib/unbound/contrib/unbound_munin_

muninを設定した人なら分かると思いますが、自分が可視化したい情報(plugin)をシンボリックでpluginの実体に紐付ける設定構造になっています。これはシンボリックの名前の付け方で対象を指定する設定構造となっており、理にかなっていますね。
たとえば「if_」の実体に対し、「if_re0」でリンクを張ればインタフェース「re0」が可視化対象になるといった感じです。
root@MyFreeBSD:~ # ll /usr/local/etc/munin/plugins/
total 0
lrwxr-xr-x  1 root  wheel  34 Jun 12  2022 cpu@ -> /usr/local/share/munin/plugins/cpu
lrwxr-xr-x  1 root  wheel  39 Jul  2  2022 dev_cpu_freq@ -> /usr/local/share/munin/plugins/dev_cpu_
lrwxr-xr-x  1 root  wheel  33 Jul  1  2022 df@ -> /usr/local/share/munin/plugins/df
lrwxr-xr-x  1 root  wheel  42 Jun 12  2022 if_errcoll_re0@ -> /usr/local/share/munin/plugins/if_errcoll_
lrwxr-xr-x  1 root  wheel  42 Jun 12  2022 if_packets_re0@ -> /usr/local/share/munin/plugins/if_packets_
lrwxr-xr-x  1 root  wheel  34 Jun 12  2022 if_re0@ -> /usr/local/share/munin/plugins/if_
....


Unboundのplugin構造もそういった構造になっており、一つのpluginの実体に対し、リンクの張り方で取得する情報を指定できるようになっています。具体的な名前の付け方はドキュメント等に書いてあると思われますが、pluginの中を覗けば分かるようになっています。(cat等でそのまま中を見ればOK)
私の今のバージョンだと、unbound_munin_hits、unbound_munin_queue、unbound_munin_queue、
unbound_munin_memory、unbound_munin_by_type....(以下略)など、いろいろ指定できるようです。

その5へ続く。





タグ:Unbound FreeBSD
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