Telegramを使ってみた その1（2020/04/18）

実際にTelegramを使ってみました。

まず、こういったメッセンジャーツールは何を母体（識別子）とするかがアプリケーションによって異なります。Telegramは、正にこの母体の考え方の柔軟さに特徴があります。
Telegramはこの図に示すように、デバイス間の親子関係・優劣がなく、全てのデバイスが対等な関係にあります。SIMはいずれかのデバイスに紐付いている必要は無く、単純にアクティベーションのためだけに使用されるようです。

デバイスを使用（登録）する際は、
　1.デバイス使用時にSIM認証をする電話番号を入力
　2.その電話番号にSMSで認証コードが届く
　3.デバイスに認証コードを入力するとデバイスが使用可能

という3ステップで使用可能になります。見方によってはセキュリティが緩いとも言えますが、タブレットなどのセカンダリ機を容易に使用できるので、そこが他のメッセンジャーにはない可用性の高さと言えます。
メッセージはクラウドで同期しており、全デバイスでメッセージは同期されます。

うちの父親は、スマホを持っておらず「ガラケー＋Windowsクライアント（パソコン）」の組み合わせで使用しています。スマホのような携帯性は不要ですので、家族内の回覧板や、緊急用の連絡手段として使用しています。


一応、LINEなどの他のメッセンジャーの母体（識別子）についても書いておきます。
この図に示すように、「親デバイス、SIM」がセットになっており、そのデバイスを使用するにあたり自分自身のSIM（電話番号）で認証することになります。そのため、基本的にアカウントの共有ができません。（タブレットであってもSIMが必要となり、別デバイス扱いとなる）

厳密さにおいてセキュリティは強固になりますが、柔軟性がありません。ですのでこちらの場合だと「ガラケー＋Windowsクライアント（パソコン）」の組み合わせでは使用できません。

タグ：telegram