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我が家の仮想環境を再考する(2022/05/15) [雑記]

メジャーな統合仮想環境として、大きくCitrix HypervisorとVMWare vSphere(ESXi)があります。うちでは長らくCitrix Hypervisor Express(無償版)を使っていましたが、最近、Citrixライセンス方針の見直しがありExpress版にセキュリティパッチが提供されなくなってしまいました。
まあ、完全クローズドな環境なのでセキュリティ面はあまり気にしていませんが、いろいろ再考するきっかけにはなりましたね。

仮想環境としてはVMWare vSphere(ESXi)の方がメジャーですが、ハード環境を選ぶので自宅サーバで構築するには有志が作成されたカスタムESXiを使う必要がありますし、そのカスタムESXiも6.7系のままで、最新の7系には対応していません。
あと、Xenの方が準仮想化、特にストレージの性能が良いようで(30~50%程度)、ファイルサーバを構築している私からすると、Citrix Hypervisorも捨てがたい環境です。

ただ、どちらにしてもブート環境(システム領域)が貧弱で、データストレージは冗長化できているのですが、ブート環境が完全にシングル構成になっています。つまり、システムをインストールした側のディスクが死ぬと、それだけで全滅します。


考え方を変え、ベースをLinuxやFreeBSDにしてしまう方法もあります。
これはLinuxやFreeBSDでソフトRAID1環境を構築し、ベースとなるブート環境を冗長化するのです。この場合、LinuxではQEMU + KVMもしくはXen、FreeBSDではbhyveで仮想環境を作ることになりますが、便利なGUIはなく、CLIで寂しく設定することになります。

ただ、Linuxでmdadmを使用したRAID1環境がうまく作れませんでした。grub2まわりが強敵です。にわか仕込みの知識ではハードルが高いですね。

その点、FreeBSDは非常に優秀で、ベース環境をソフトRAID1化することは簡単です。もうすぐFreeBSD 13.1Rが出るので、ちょっと再考してみますか。

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