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Interop Tokyo 2021に行ってきました その9(2021/05/03) [雑記]

Interop Tokyo 2021に行ってきました。
収穫というか面白い商材についていくつか紹介していきたいと思います。

■ネットワンネクスト株式会社様
ネットワンと聞くと、ネットワンシステムズやネットワンパートナーズといった大手を想像するかと思いますが、お察しの通り系列の会社となります。まずは内容ををきちんと理解するための用語説明です。

EOL(End Of Life):製品寿命のこと。この日を以て一切の製品サポート(保守対応、問い合わせ対応)を行わなくなる。製品に脆弱性が発見されても放置される。言ってしまえば、(メーカー視点では)製品がただの鉄の箱に成り下がる日。

EOS(End Of Sales):製品の販売終了のこと。この日を以て新規の販売を行わないと宣言する日。当然EOLよりも前になり、メーカーポリシよって、EOLの3年前や5年前などがEOS日に設定される。ラインアップが売れ筋であれば、大抵、同時期に後継機が発表される。

近年はネットワーク機器やサーバ機器のライフサイクルが短くなっています。販売開始からEOLまでの期間が短くなっているということですね。しかしEOLなっても動作するのであれば、十分な価値を見いだせるケースもあります。この会社は、そんなリユース市場で活動されいている会社のようです。

ネットワンシステムズやネットワンパートナーズで余った大量のEOL在庫機器や保守部材は、EOLとは言っても機器機能になんら問題なく、一時的なテンポラリ環境や社内ネットワーク、検証用環境など第一線のサポートを必要としない場所では、まだまだ充分に使える機器です。
予算が潤沢にある部署ならまだしも、予算も限られている状況で、そういった場所に最新の高額な機器は必要ないでしょう。だったら安価なリユース品を活用すればいいんじゃない?というのがコンセプトです。

事業内容としては、
・リユース品の販売
・リユース品の短期レンタル
・EOL機器の独自保守
などが挙げられます。

特に面白いのは、ネットワンネクストの独自保守でしょう。EOL機器に対して24時間365日オンサイトといった、正規品と同等の保守を締結することができます。たださすがに、メーカーファームウェアの入手といったソフトウェアサポートはできず、基本的にはハードウェア交換のみの保守対応となります。
特定のファームウェアバージョンが必要であれば、正規保守期間中に入手、現行環境からバックアップしておくなどユーザ側での対応が必要となります。
一応、社内ナレッジベースではサポート回答をもらえるようなので、利用用途を考えれば充分なのかもしれません。

また、EOL機器の独自保守にあたり、ネットワンネクストからの機器購入は必須ではないので、使っている機器がEOLを迎え販売代理店から保守を打ち切られてしまったものを、ネットワンネクストの独自保守で保守延長だけ行うこともできるようです。

こうやってみると痒いところに手が届くなかなか面白いソリューションなのではないでしょうか。
数ヶ月だけ立ち上げる一時的な拠点をレンタル機器で凌いだり、EOL機器のリプレイスが間に合わない場合に、独自保守で保守の空白期間を凌いだりといったことができると思います。


タグ:Interop
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