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Panasonic 「RP-WF7」レビュー その1 (2015/12/20) [雑記]

PanasonicのRP-WF7を買ってみました! …って型名だけ言われても分からないですよね。
一般に、3ch以上のサラウンド環境を作るには、部屋にたくさんのスピーカーを設置する必要があります。そんな環境で5.1chチャンネルに対応した映画を見ようものなら大迫力を味わえるわけですが、こんな狭い部屋にスピーカーを置けるわけないし、大音量で音を出そうものならあっという間に苦情の嵐です。
そう、そんなあなたには、バーチャルサラウンドヘッドフォンをどうぞ。バーチャルサラウンドとは、少ない数のスピーカーで仮想的に3チャンネル以上のサラウンド環境を作り出すものです。RP-WF7はそのヘッドフォンタイプなのです。
20151220_RP-WF7.jpg
最近では、壁の反射を利用し、1つのスピーカーでバーチャルサラウンドを作り出す製品もあるようですが、壁の反射を使うってことは隣人に音が聞こえるのでは?という素朴な疑問から、ヘッドフォンタイプに落ち着きました。壁の反射を使うタイプは、一軒家の人には良さそうですね。
IT関係は私の得意分野ですが、実はオーディオなどの家電系分野は疎かったりします。部屋にちゃんとした地デジのテレビを設置したのはなんと2011年のことで、それまではパソコンのTVキャプチャボードでアナログテレビを見ていました。5.1chなどのサラウンドについても、概念的なことはなんとなく知っていましたが、規格とか製品はさっぱりで、本当に手探りの状態でした。

RP-WF7は専用の小箱(トランスミッター。お弁当箱サイズ)を設置する必要がありますが、その小箱が音声処理を行うため、5.1chに対応した音声データが出力されるのであれば、テレビでもゲーム機でもパソコンでも何でも汎用的に使えてしまうところが大きな魅力です。ちなみに、RP-WF7が対応するインタフェースは、S/PDIF(光デジタル端子)なので、パソコンで使う場合はS/PDIF出力インタフェースを有している必要があります。
S/PDIFなんて使わないから、パソコンにいらないのに…なんて常々思っていたのですが、思わぬ所で役に立つ日が来てしまいました。ただ、光ケーブルなので、変な圧力や張力を掛けたりしないよう、また、インタフェースにゴミやほこりが入らないように気をつける必要があります。私は普段使わないケーブルなので、これを機に必要な長さのものを新調しました。
一方、パソコン専用と割り切るなら、USB接続タイプのバーチャルサラウンドヘッドフォンもあるようです。汎用性はありませんが、USB接続というお手軽さが魅力です。Windowsに専用ドライバをインストールし、ソフトウェアで処理させるようです。

さてさてRP-WF7にはもう一つ良いところがあります。それは、ヘッドフォンがワイヤレスなとこです。
有線だと行動範囲が限られますが、ワイヤレスだと比較的自由に行動できますので、家事や炊事をしながら音楽が聴けてしまうのです。一式に充電電池が付属しており、3時間の充電で15時間の連続使用ができるようです。(独自の単4電池x2を使うこともできます)

とまあ、ざっと感想を。
 ・Youtubeのサンプルデータを聞いてみたところ、ちゃんと5.1chになっていることが確認できた
 ・音質は特に可もなく不可もなく普通(私は耳が肥えていないのですが、貧相とかそういった印象はなかったです。少し音が細いかな?)
 ・3分間無音だと勝手に電源が切れるのでうれしい
 ・電源を押せば即起動
 ・光デジタル端子は2入力接続可能で、ボタン一つで切り替え可能(アナログ入力x1も可)
 ・ワイヤレスは独自の2.4GHz帯を使用。無線LAN(2.4GHz)と共存しているが、特に問題なし
 ・ワイヤレスは、マニュアルによると最長30m
 ・うちの場合、5メートルの距離にあるドア2枚隔てた先のトイレに籠もっても問題なく音が聞こえた
 ・電波状況によっては、ごくたまーにプチノイズ(一瞬)が乗ることあり
 ・ヘッドフォンは耳に優しい。長時間装着していても痛くなる箇所はなし(私の場合)
 ・ヘッドフォンは約230g弱。ワイヤレスにしては軽いのでは?
 ・ヘッドフォンの防音性はそこそこ。ほとんど音漏れしていない模様。(装着時、外の音は多少聞こえる)
 ・ボタンは右耳に配置されてる。慣れれば指の感覚で操作できる
 ・装着しながら、家事炊事問題なくできました
こんな感じですかね?

ただ、よく分からない不具合が一度発生しました。(今のところ再現性なし)
初期セットアップの時にいろいろいじってたんですよね。Windows側のS/PDIFドライバも古かったりしましたが、立てて置いたり横にしてみたりとか。あと、間違えて出力インタフェースに入力端子挿してたりとか。他には、接続テストとして、対応していない96kHzや192kHzの音声データを流してみたりとか。
そんなことをやっていたためか、10秒につき数秒の無音時間が発生するようになってしまい、最終的には無音が数秒おきに発生するようになってしまいました。電源を落としても変わらず、再ペアリングで直りました。最初はパソコン側の不具合かと思ったのですが、入力音声をテレビに切り替えても改善しなかったので、RP-WF7側で発生していた不具合のようです。(ヘッドフォン右耳のOPR LEDが点いたり消えたりというマニュアルにない動きをしていました)
まぁ、荒っぽいことをやっていたので、きっとそれが原因なのでしょう。とにかく直って良かったです。
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