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神は数学者か? 万能な数学について (2012/06/27) [雑記]

早川書房から出版されている書籍です。大学レベルの初等数学を囓った人で、それでも数学に興味がある人なら面白く読めると思います。(裏を返せば、丸暗記数学で公式を詰め込んだ人にはさっぱり面白くないと思います)
数学(数式や公式、公理)があまりに美しく、かつ完璧に出来過ぎているため、神が戯れに(?)作った数学を人間が発見、発掘していっているという考え方が一つ。一方、20世紀近くになって数学の完璧でない部分が多数発見されたこともあり、所詮人間が発明したものに過ぎないという考え方がもう一つ。
どちらであるべきといった結論にあまり興味はありません。そうではなく、そもそもこういったことを思い付く発想自体が面白いと思いませんか? 反論はあると思いますが、少なくとも私にとっては大変面白いです。

別に本の紹介をしたいわけではなく、先日、採用試験の面接官をやっている人と会話していた時にふと思ったことがきっかけでした。面接試験はやはりお決まり毎の流れがあるらしく、長所を述べて下さいとか、苦労をしたことを述べて下さいとか、学生は用意しておいたセリフを機械的にしゃべるだけで全く面白くないと。採用面接をするということは、ごく短時間で人を判断しふるいに掛ける必要があるため、なんとかその人の地の部分をうまく引き出す方法はないものかと。
良い方法とは言えませんが、圧迫面接も地の部分を引き出すという意味では手法の一つと言えるでしょう。

というわけで、エンジニアの私が思いつきました。最初の“神は数学者か?”という質問を投げかけるのはなかなか楽しいではなかと。技術系(理系)採用試験かつ、面接官も数学を分かっている人という限られた条件での実現性ですが。
この質問に即答できるある意味ツマラナイ人は、よほどの馬鹿か、数学を学者レベルで極めた人のどちらかじゃないでしょうかねぇ。正解はないと思うので、詰まりながら、あれこれ考えながら、どういう回答を返してくるかドキドキです。
逆に、今まで丸暗記数学でやってきたなんちゃって理系にはかなり難しい難問なのではないでしょうか。黙ったまま固まってしまったら、私なら不採用ですね。(笑)

問1) 二次元平面において、平行線をどこまで延長しても交差しない理由を、“それが平行線だから”というそもそも論のニュアンスを含まないように上手に説明して下さい。:)


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