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postfix 2.10.2を設定してみる その1 (FreeBSD 9.2R、2013/11/10) [FreeBSD]

以前からpostfix(2.9系)を使用しているのですが、2.10.2が出ているようなので更新してみました。コンフィグファイル(main.cf)が結構変わっているようなので、デフォルトコンフィグ(main.cf.default)をコピーしていじりました。
atom# cd /usr/local/etc/postfix
atom# cp main.cf main.cf.old
atom# cp main.cf.default main.cf

デフォルトコンフィグが割としっかりできているので、実はあまり修正しなくてもよかったりします。ただし、前提としてあることを認識してく必要があります。ホスト名とドメイン名です。(正確には、外部ネットワークから見た場合のホスト名とドメイン名です)
atom# cat /etc/rc.conf
hostname="server.atom.localnets.jp" (※説明用のダミーです)

atom# cat main.cf
#$myhostname =  server.atom.localnets.jp
#$mydomain = atom.localnets.jp
main.cfの$myhostnameと$mydomainは、(デフォルトで)自動的に設定されます。この2つは特にメールの送受信設定に深く関わってきますが、FreeBSDの設定で適当なローカルドメイン名(privateなど)を設定している人は要注意です。外部向けのメールサーバを構築する場合、外部からどう見えるかをきちんと考える必要があります。

うちの設定では以下をいじっています。
atom# cat main.cf
#masquerade_domains =
#masquerade_domains = $mydomain
masquerade_domains = atom.localnets.jp(※説明用のダミーです)
ここはマスカレード用のドメインを設定します。例えばメールサーバserver.atom.localnets.jpが保有するメールアドレスは、xxxxx@server.atom.localnets.jpとなりますが、外部にはそのように見せず、xxxxx@atom.localnets.jpという形式(つまり@以下はドメイン名とする)で使用することがほとんどです。
この設定によって、メールアドレスに指定している文字列よりも左の部分、つまりホスト名やサブドメインが含まれている場合、ばっさり削除してくれます。

atom# cat main.cf
# mydestination = $myhostname, localhost.$mydomain, localhost
mydestination = $myhostname, $mydomain, localhost.$mydomain, localhost
メールの宛先として受け取るメールアドレスを指定します。ここでは自ドメイン宛てのメールアドレスを受け取るように追加をしています。(こういったところに$myhostnameや$mydomainが出現します)

atom# cat main.cf
#myorigin = $mydomain
myorigin = atom.localnets.jp(※説明用のダミーです)
ユーザ名だけで送信されたローカルメールのドメイン名をどう見せるか(どういった文字列を追加するか)、です。上の設定と合わせるためにドメイン名を追加します。

その2へ続く。
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