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MNPを検討する その6(2020/07/19) [Android&スマホ]

格安SIMを利用するにあたり、一つ私が気にするところがあります。それは専用電話アプリの存在です。
私は長電話はしませんが、長電話に限らず「1回・5分以内かけ放題」といったサービスプランを利用する場合であっても、特定の電話アプリ(mineoでんわ、イオンでんわ、など)からの通話発信を必要とするSIM業者があります。
・・・まあ、大手キャリアのサブブランドであるY!mobileとUQ mobile以外、約99%のSIM業者はそうなのですけどね。

こういう専用電話アプリからの電話発信を必要としているのは、電話番号にプリフィックス番号を付与して発信しているからです。プリフィックス番号とは通信経路を迂回させるために頭に付ける特殊な電話番号であり、郵便物で言う「気付」のような意味を持ちます。
例えば、東京から大阪に宅配便を送りたい場合、通常だと東海道ルートになるところ、安価な新潟集荷場を経由させることで、時間は掛かるが安く送ることができる、そういったカラクリになります。

20200709_MNP_01.png
宛先:新潟集荷場 気付 大阪府大阪市xx

ここの「新潟集荷場 気付」がプリフィクス番号に相当します。専用アプリは、ユーザに見えないところでこのプリフィックス番号を自動付与しています。イオンでんわだと「0037-691」がプリフィックス番号になるようです。
当然、専用アプリから電話せず、通常の電話アプリから発信してしまうと、このプリフィックス番号が付与されませんので、正規の高額な通話料金が請求されることになります。

で、この専用アプリは使いたくないというのが私のSIM業者選定の条件になります。専用アプリを使用することが面倒なのと、通知の履歴などから折り返してしまうとプリフィックス番号付与されない可能性があり、運用上の事故が予想されるからです。
ま、この時点で、SIM業者はY!mobileとUQ mobileしか選択肢はなくなるのですけどね。この二つは大手キャリアのサブブランドだけあってか、専用アプリを使わなくても良いようです。

実は専用音声アプリでなくても、一般の電話アプリにも汎用的なプリフィックス付与機能を実装したものがあります。こういったアプリの使い勝手が良いようであれば、そういったアプリの使用を前提に、格安SIM業者を選ぶのもアリかと思います。

また2020年7月現在、SIM業者である日本通信が総務省に対してこういった方式に対する申し立てを行っていますので、今後、プリフィックス番号を気にせず通話できるようになるなど、運用面の改善が見られるかもしれません。


その7へ続く。

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