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Muninがいけてない その2 (FreeBSD 9.2R、2014/08/02) [FreeBSD]

続き。Muninのインタフェーストラフィック可視化がいけてないのは、OSがx86なのでカウンタが32ビットしかないことが最も大きな要因です。しかしそれだけではありません。rrdinfoで内部構造を見ると分かるとおり、内部データタイプがDERIVEなんですよね。
DERIVEとは、COUNTERの挙動と似ていますが、"遊園地の園内にいる人の数"のように増減の計算が可能だったりします。また最大の特徴として、COUNTERでは実施してくれる32ビット/64ビット桁あふれの自動計算を実施してくれません。(増減する性質を持つ数値データなので、当然と言えば当然ですが)
その結果、32ビットカウンタ(約4GB境界)が桁あふれを起こす度に、不正確なとなり、グラフがぶつぶつ切れたり、本来のカウンタ値が異常に小さくなってしまう現象が発生します。

32ビットOSなのは仕方ないとして、データ構造がDERIVEなのは全く以て解せません。と言うわけで、勝手にデータ構造をCOUNTERにしてみることにしました。やり方は簡単、rrdtool tuneコマンドで、データソースの種類をDERIVE→COUNTERにするだけです。
というわけで、ここ1時間程度でファイルの書き込みを実施して、その結果が以下のグラフです。以前のようにぶつぶつ切れることもなくなり、ちょっとはマシになりました。ちなみに32ビットOSでは4GB境界なので、データ構造COUNTERを以てしても、前の記事で発生させているiperfのトラフィック負荷は、負荷のかけ過ぎで正常な可視化はできません。:-P
20140802_if_re0-day2.png

タグ:munin
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